背の高い器、乾燥に失敗。原因を考えてみる。

こんにちは。

先日作った背の高い器ですが、乾燥の途中で底にヒビが入ってしまいました。

形が気に入っていただけに、ちょっとショックです。

参照:背の高い器を作る5つのコツ

こちら忘れないうちに、失敗の原因を考えて行きたいと思います。

目次

珪藻土コースターから剥がした時点で底が割れていた

試験的に使っている珪藻土コースターですが、乾燥する力が強いため、コースターと粘土の接地面がすぐに乾きます。

すぐに乾くのは嬉しいのですが、他の部分との乾燥状態が大きく異なるため、土が引っ張られて底にヒビがはいるのでは?と推測しています。

底が思ったより削れていなかった

普段、底の厚さが5mmになるように削っています。

しかし、この器に関しては、最初に深さを計ったっきり、厚さを計測するのを面倒くさがってしまい、細かに測りませんでした。

▼せっかくなので、器を半分に割ってみました。底が厚いが分かります。

▼何と、、、9mmもありました。

改善点まとめ

「陶芸」「底割れ」でいろいろ検索したところ、↓の記事を見つけました。

■津田沼 陶芸教室様の「陶芸の知恵袋

こちら、少し見させて頂きましたが、とてもためになります。

中でも以下の底割れの記述が参考になりました。

1、まだ柔らかいうちに削らないこと。(削る部分に触ってベタつくようなら、もっと乾燥させてから)

2、ロクロで形成するとき、底を締めておくこと。(皿など底割れしやすいものは、よく絞ったスポンジやネルの布で底をよく抑えておく。締める=粘土の粒子を密にすること)

3、ロクロの形成時に、底に水を残さない。上達すると水は残りませんが、初心者の方は、スポンジで水を取っておきましょう。

底割れを発見しても、粘土が白くなっていなければ、まだ大丈夫!
底にできた亀裂を、木のヘラでこすって埋めてやりましょう。割れが消えます。
素焼きに回しても大丈夫なことが多いです。素焼きで割れが出たら・・・諦めましょう!

今回の底割れを経て、1つの器に対して、都度きちんと向き合わないといけないと感じました。

時間がないを理由にしてはダメで、作るからには「一器入魂」みたいな感じで作る。

特に底割れは頻発するので、そうならないように意識して作業を進めて行こうと思います。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。