Webショップの運営、採算性などを考えてみる

こんにちは。

Webショップを開設しましたが、価格設定や事務作業など初めてのことばかりで、どれもが良い経験です。

だからこそ、今感じることをそのまま残しておこうと思います。

目次

サイトをBASEに決めた訳

当初、Webショップを開設するにあたり、「STORES.jp」か「BASE」にするか迷いました。

いろいろと悩んだ結果、僕はBASEを選択。

理由は、無料だからです。

「売れるかどうかも分からない商品のために、貴重なお金は使えない」という切実な台所事情のため、魅力的な機能があったSTORES.JPを切りました。

これが吉と出るか凶と出るかは現時点では分かりませんが、とにかくアイテムをたくさん登録できるBASEは、器を作っている僕にとっては本当にありがたかったということです。(STORES.JPは5点まで無料で使えます。)

なぜこのタイミングで立ち上げたのか?

なぜこのタイミングで立ち上げたのかと聞かれれば、「Twitterのフォローワーが400人を超えたことと、手元に作品が溜まってきたこと」と答えます。

Twitterのフォローワーは徐々にですが、開始1年弱で400名まで増えました。

まだまだ拡散力はありませんが、リツイートをしてくれると多くの方が目にしてくれます。

▼「お店を始めました」ツイートのインプレッション。スゴい拡散力…

ペースは遅い方だと思いますが、自分のペースで地道に作品や作品の制作工程を配信してきた結果、たくさんの方に見てもらえるようになりました。

フォローワー400名ということに特こだわりはありませんが、単に切りの良い数字だったので、思い切ってWebショップの告知をしてみました。

また、作品がたくさん溜まってきたこともあり、今回思い切ってWebショップをスタートさせることにしました。

参照:自分の作った器たちの行き場を作る

価格設定の難しさ

僕のショップは送料を無料に設定しています。

何故かというと、送料のことは良く分からないから。

大きさや地域によって値段は変わるだろうし、それをその都度設定すると、労力がかかる…。

なので、送料込みの値段ということにして値付けをしています。(送料が読めるようになったら、一律で送料を設定する予定です。)

ただ、BASEの手数料や売れた際の売り込み手数料のことを考えていませんでした。

BASEの手数料は、以下の通り。

商品を発送し、注文ステータスを【発送済み】へ変更すると、その注文に対し『BASEかんたん決済手数料』と『サービス利用料』が発生します。

手数料一覧
BASEかんたん決済手数料 コンビニ決済 (各注文ごとに)3.6%+40円
銀行振込決済
クレジットカード決済
後払い決済
キャリア決済
サービス利用料 (各注文ごとに)3%

『BASEかんたん決済手数料』と『サービス利用料』は、
注文の合計金額(商品代金+送料)
にそれぞれかかります。

例えば、1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合、以下のような計算でそれぞれの手数料を割り出せます。

▼注文合計金額
1,000*3+500=3,500円

▼BASEかんたん決済手数料計算
3,500円*3.6%+40=166円

▼サービス利用料計算
3,500円*3%=105円

▼注文合計金額-BASEかんたん決済手数料-サービス利用料(振込申請を行っていただける金額)
3,500円-166円-105円=3,229円

■振込申請時の手数料

ショップの売上金(振込可能残高)はBASEでお預かりしていますので、その売上を引き出すための手続きが【振込申請】になります。
この振込申請を行う際には、2種類の手数料がかかります。

*振込手数料
一律250円

*事務手数料
振込申請額によって異なります。
・振込申請額が2万円未満の場合→500円
・振込申請額が2万円以上の場合→0円

表でまとめたものが以下になります。

  2万円未満 2万円以上
申請時にかかる費用 振込手数料250円
+事務手数料は500円
振込手数料250円

実際にご自身の口座に振り込まれる金額は、
振込申請額-振込手数料-事務手数料
となります。

例えば、申請金額8,000円で振込申請した場合、口座に振り込まれる金額は

振込申請額8,000円-振込手数料250円-事務手数料500円=7,250円

となります。

この振込申請時の手数料を見落としていることが多いので、気をつけてくださいね!

引用:BASEUホームページより

整理すると、以下の売上に対して、以下のコストがかかります。

  • BASEかんたん決済手数料:(各注文ごとに)3.6%+40円
  • サービス利用料:(各注文ごとに)3%
  • 振込手数料250円
  • 事務手数料は500円

なので、1点1200円の花器が売れたとすると、83円+36円+250円+500円=869円かかってしまうことになります。

なので、「1200円-869円=331円」しか利益になりません。

さらにそこから材料費や送料を差し引くと、ほぼ利益はゼロ…。

しかし、これは都度振り込みを依頼したときのことなので、月に1度の振込依頼にすることで「振込手数料250円と事務手数料は500円」の発生は1回で済みそうです。

売り上げのシミュレーションしてみる

では、採算が合う売り上げのシミュレーションをしてみます。

まずは1200円の花器を20個販売するとします。

計算が面倒だったので、エクセルを活用。

1200円の花器が20個売れた場合の粗利は17616円。

そこからさらに材料費や人件費、電気代を差っ引くと、本当の粗利はスズメの涙程度だということが分かります。

このまま採算を無視してやっていくか、価格設定を見直すか…

まだオープンしたばかりなので、しばらくは採算を度外視して続けて行きます。

ある程度認知された段階でもう一度採算を見直して、価格設定をする予定です。

事務作業の効率化はできるの?

商品の注文が入ってからの事務作業はこんな感じ。

  1. 商品の梱包をする
  2. 箱詰めをする
  3. お礼状を書く
  4. 宛先を書く
  5. 郵便局にもっていく

1つなら良いけど、これが何十個となると話は変わってきます。

機械的な作業ができるのは、3と4かな。

願わくば、手書きでお礼状も宛先も書きたいけど、作業が追いつかなくなってきたら、ここは泣く泣く機械化でも良いかなと思っています。

▼現状、名刺にメッセージを入れて送っています。

あと、発送は週に一度とかにまとめられれば、これも負荷軽減になります。

まとめ

  • 価格設定は難しいが、かかるコストを積み上げて行けば、適正な価格は出せるはず。
  • 事務作業は時間を取られないように、トコトン効率化すべし。

オープン3日目に感じるのはここまでですが、さらに運営してみて気が付いた点が出てきたら、こちらに加筆していきます。