釉掛けの準備をコツコツと

こんにちは。

釉薬を掛けることが何となく億劫に感じてきました…。これは良くない兆候なので、何とか気分を上げて作業していきます。

さて今回の釉掛けは、2月に開催した親子陶芸教室の器たちがメインですが、それ以外にも釉薬のテストをしてみたいと考えています。

調合は初めてなので、どのようにするか悩むところですが、まずは↓の説明書を読んでいろいろと試してみたいと思います。

▼先日購入した「オリジナル釉薬セット」の説明書。

陶芸教室の器には、「乳白」を掛ける予定で、それ以外の器たちにはまずは福島長石の単体から掛けてみたいと思っています。

何でも、福島長石は単体で掛けると「志野釉」になるとのこと。

あの縮れ肌が自在に出せれば、また一つ引き出しが増えたことになります。

ちなみに志野とは?

室町時代の茶人・志野宗信が美濃の陶工に命じて作らせたのが始まりとされ、可児市久々利から土岐市泉町久尻にかけて産出する、耐火温度が高く焼き締りが少ない五斗蒔粘土やもぐさ土という鉄分の少ないやや紫色やピンク色がかった白土を使った素地に、志野釉(長石釉)と呼ばれる長石を砕いて精製した白釉を厚めにかけ焼かれる。通常、釉肌には肌理(きめ)の細かい貫入や柚肌、また小さな孔が多くあり、釉のかかりの少ない釉際や口縁には、緋色の火色と呼ばれる赤みのある景色が出る。

志野茶碗で銘卯花墻(うのはながき、三井記念美術館蔵)は国産茶陶としては2つしかない国宝(昭和34年指定)の一つである(他の一つは本阿弥光悦の楽焼白片身変茶碗で銘不二山)。

引用:Wikipediaより

▼志野茶碗 銘振袖 東京国立博物館

まとまった時間が取れないから、作業が億劫に感じるけど、釉薬は陶芸の醍醐味でもあるので、とにかく楽しみながら作業します。