マンションに窯を入れてから、1年が経ったよ

こんにちは。

このブログを立ち上げてから、早いもので約1年が経ちました。

ブログを立ち上げたのが去年の4月。窯を入れたのも去年の4月。

やっぱり4月は新しいことを始めるのにはいい季節ですね。

僕も去年の今頃は、ピカピカの「マンション陶芸」1年生でした。

窯詰めの方法も分からず、窯焚きの度に「火事になったらどうしよう…」とか思っていました。

さて今日は、「マンション陶芸」2年生になるにあたって、この1年で感じたことを書いて行きます。

目次

自宅で焼成できる幸せ

陶芸を始めて15年ほど経ちますが、去年までは陶芸教室で成形と釉薬掛けのみをやっていました。

自分で形を作って、自分で釉薬を掛けるので、それなりに満足度はあったのですが、やっぱりどこか人に任せている感じがして、作品に対して素直に喜べない自分がいました。

それが、現在は全て自分の手で行っているので、どの工程も自己責任。

ですが、たとえ失敗しても、何だか誇らしい気分にすらなります。

やっぱり、「全工程を自分の手でできる」って本当に幸せなことだなと日々感じています。

会社員をやりながらはやっぱり辛い

現在、平日は会社勤務の身なので、圧倒的に時間が足りません

成形はまだ良いのですが、釉薬を掛ける作業はついつい妥協しがち。

釉薬こそ細心の注意を払い、作業をしなくてはいけないのですが、「早く本焼きしたい」という心の声に負けて、妥協してしまうことも少なくありません。

「もっと時間が欲しい」が本音ですが、こればかりはどうにもならないので、早朝か深夜に作業を行うようにしないといけません。

あとは土日をうまく使って、作品を作って行きます。

作品を作れず、窯焚きができない日々

やはり時間が圧倒的に足りないので、窯焚きは2か月に1回がやっとです。

小さい作品が多いということも関係していますが、最低でも月に1回は本焼きをしたい。

そのためには、時間の確保と大きな作品を作ることが必須のようです。

「ゆびろくろ」を開発したことで土に触れる頻度が劇的に増えた

去年の6月、ひょんなことから「ゆびろくろ」の開発に着手しました。

まだまだ改善点はあるのですが、試行錯誤の末に何とか使えるレベルになりました。

この「ゆびろくろ」のお陰で、隙間時間が10分あれば、作品を最低1つは作れるようになりました。

「ゆびろくろ」は時間の取れない方でも作品を作ることができるようになる魔法のろくろだと思います。

自分で作ったものですが、本当に「ゆびろくろ」には感謝です。

未だに売れるものはできていない

窯を入れた当初は、Webショップを立ち上げて、手作り市に参加して、、などと夢を膨らませていましたが、どちらも全く進んでいません。

今年のテーマは、「売り物を創る」です。

手作り市には強制的に参加し、作品もダメもとでWebショップに並べてみようと思います。

一方で陶芸教室は続いているので、こちらは引き続き開催して、陶芸の楽しさを多くの方に伝えて行こうと思っています。

釉薬の調合で階段を一段上がった感じ

窯を入れる前は、窯焚きも釉薬の調合も「遠い世界」の話だと思っていました。

しかし、この1年でどちらもぐっと身近なものになりました。

どちらも思っていた以上に難しくなく、やっぱり何事も経験してみないといけないなと感じさせてくれました。

これからは釉薬の調合をどんどんやって行きます。

 結論:自宅に窯を入れて、本当に良かった

この1年を振り返ってですが、窯を入れて本当に良かったと感じています。

やっぱり全ての工程を自分一人で行うと、作品に対する「心の満足度」がまったく違います。

これからは作品を作るペースをあげて、自分の作風を作って、作品の質も自分の経験値もあげて行けるように活動していきます。

■「マンション陶芸2年生」の目標

  • 多作になる
  • 釉薬のテストをたくさんする
  • Webショップに作品を並べる
  • 手作り市に参加する