固まりやすい釉薬に「にがり液」を入れてみたよ

こんにちは。

先日購入した「にがり液」を釉薬に混ぜてみました。

参照:釉薬の凝固防止には「にがり液」

今、手元にある釉薬で固まりやすい釉薬は、「青磁氷裂釉」です。

この釉薬、一度固まってしまうと、完全に混ぜるまで1時間はかかってしまいます。

これでは、せっかくウキウキした気持ちで釉薬掛けをやろうと思っても、気持ちが萎えてしまう…。

と言うことで、今回はこの「青磁氷裂釉」に「にがり液」を混ぜてみることにしました。

そもそも「にがり液」って何?

沈殿防止剤です。塩化マグネシウムを水溶液にしたものです。釉薬に対して2〜4%くらい添加して、十分に撹拌して使用します。

引用:陶芸ショップ.comより

▼1時間ほどかけて、「青磁氷裂釉」を撹拌しました。

▼撹拌した釉薬に、この「にがり液」を入れます。今回の釉薬は1000mlほどあるので、その3%の約30mlを入れました。

▼計量カップできちんと計測し、いざ混入!

▼混ぜたところです。ダマがたくさん出来てしまい、想像していた状態とは全く違う結果に…。

▼ボーメ計を使って、比重を計ったところ65くらい。ちょっと濃いようなので、このあと水を入れて濃度を薄めました。

写真を撮るのを忘れましたが、この後も釉薬はダマ状態のままでした。

いくら撹拌しても、ダマは無くならないので、最後の手段としてミキサーで撹拌することにしました。

ミキサーでの撹拌は威力絶大で、ダマがほとんどなくなりました。

この状態でしばらく寝かせてみて、次回使うときの状態をしっかりと把握したいと思います。

素焼きが続々上がってきているので、近々釉薬掛けの予定です。

そのときに、ダマがないまま、ちゃんと釉薬が混ざりますように。